ボイジャータロット「女帝」の意味

「女帝」(3:Empress)は、母なる大地、クリエイティブのカードです。

母性。母なる大地。高い創造性を持つ。愛情深く、哀れみ深い。
無条件の愛。惜しみなく愛を注ぐ。
すべてを受け入れる。
感情を重要視。
人の痛みに共振する。

女帝は生きとし生けるものすべてを愛し、慈しみます。
自身の感情をとても大切にし、豊かに表現していきます。
反面、自分が愛を注いだものに答えてもらえないと、強い怒りや悲しみを抱きます。

女帝が持つ数字は3。
3は「たくさん」の「さん」。
その昔、2の次は「たくさん」ととらえられてきた時代もありました。
日本語の三つは「満つ」という意味も持ちます。

調和の数でもあり、1は始まり、2はあいだ、3は終わりになります。
最初の奇数です。三位一体や三味線、一日三秋など、動きを止める意味でも「3」は使われます。

では、早速ボイジャータロットにおける「女帝」の意味を見ていきましょう。

「女帝」ポジティブな意味

  • 愛を注ぐ人。愛情深い。豊かな愛情
  • みんなと集いたい。楽しむ人。楽しいことが好き
  • クリエイティブ。豊かな創造性
  • 哀れみ深い。無条件の愛
  • 温かい
  • 感情が大切(必要以上に感情の影響を受ける)
  • 趣味を大切に生きている
  • 自分を犠牲にして人のために尽くす

ネガティブな意味

  • 感情が優先されるため、時に子どもっぽい
  • 愛情が重い。相手に対して負担になる
  • 嫉妬深く、共依存の関係になりやすい
  • 相手に与えすぎて疲れ果てる
  • 与えた分、愛を得られないと怒りがすさまじい
  • 見返りを求め、不平不満を抱きやすい。愚痴っぽい
  • 所有欲が強い

その他の意味(引く人の状況に合った意味)

  • 時に自分を姫様扱いする
  • 楽しいことはできるが、楽しくなくなると何もできない。
  • 量より質を重視。そのためこだわりから結果を残しづらい
  • セルフイメージや自己愛が低い
  • 自分を犠牲にしすぎて、自分が満たされていない

それでは、カードの絵柄の解説をしていきたいと思います。

「女帝」のカードの絵柄について

中央の、地球の前に立っているのはエジプトの女神セルケト。
彼女は母なる大地。
黄金のボディは、常にセルフメンテナンスをしっかりしている象徴です。

彼女の周りには火山や、滝、鳩、花。
これらすべての命、自然は、宇宙からの贈り物であり無条件に愛されるものです。
それらを生み出した大地の女神は、地上すべての創造物を見せびらかし、自慢したいのです。
(母親はだめな子でも愛しく思うものです)

愛を注ぐためには愛を受け取ること。
女帝は、そのことを理屈なしに知る存在です。

そのため、相手に愛を注ぎすぎて受け取れないとき、その理不尽さに怒りや嫉妬を覚えます。
感情に左右され、ゴシップや噂好きになってしまいます。

では、それを避けるにはどうしたらいいのか。

人を慈しみ愛すると共に、自分を大切にする

これが、この「女帝」のカードのテーマなのです。。

実際のリーディングでの意味

以下、「女帝」のカードが出た場合の意味を解説します。
簡単な例を見てみましょう。

例1:息子が言うことを聞きません

思春期の息子が何度言ってもいうことを聞きません。どうしたらいいのでしょうか?
お母さんの気持ちが全面に出過ぎているのかもしれません

少し胸に手を当てて考えてみてほしいのですが、どこかで息子さんがお母さんの言うことを聞くのを「当然」と思っていないでしょうか?
息子さんにも一人の人としての人格があり、意思があります。
もっと幼い子どもの頃であれば、しつけのために強引にいうことを聞かせなければならないこともありますが、もう思春期なのであれば、当然、自分の自我が芽生えてくる年頃です。
「人に文句を言われたくない」という反抗心は、大人になる過程で大切な自立心です。

心配な気持ちはわかります。
失敗するのではないか、とか、傷つくのではないか、とか。
しかし、先回りして大人から何かを言われるよりも、自分自身で経験し、失敗することで成長したり、学ぶことも多いころだと思います。
口うるさく言うのではなく、一人の人間として息子さんを見守っていきましょう。
道に外れそうになったときはじめて、連れ戻してあげればいいのです。それまでは信頼してあげましょう。

同時に、お母さんご自身のことも大切にしてください。
息子さんのことに手一杯で、ご自身の幸せや笑顔について、最近考えていますか?
「女帝」のカードは、セルフメンテナンスを表すカードです。
まずは自分の楽しいこと、笑顔を大切に。
子どもにとって大切なことは、なにより、お母さんが幸せであることです。

自分自身を大切にすれば、今度は息子さんの態度も変わってくるでしょう。

例2:仕事を探しています

現在仕事を探しています。どんな仕事がいいですか?
自身に眠っているクリエイティブな才能に目を向けましょう。

「女帝」のカードは高い創造性を示しています。
今こそ、自分の中にあるクリエイティブな才能を発掘しましょう。
子どものころ、どんなことが得意でしたか?
絵画、作文、動画制作、裁縫、工作、DIY、料理……。
この世には、創造性を発揮する分野がたくさんあります。

もし、そういった分野に就職するのが難しければ、会社に入ってからも、その部署に合わせて創造性を発揮できることを探しましょう。
「こうした方がお客様に喜ばれるかもしれない」
「この企画をもっと良くするにはどうしたらいいだろうか?」
向上するために工夫することは、すべて創造力が必要になります。
「私はそんな才能ないから……」と、自分を決めつけるのはやめましょう。人には無限の可能性があります。
自分が心から楽しいと思うことを、工夫しながら進めていきましょう。

それから、一つだけ注意点を。
楽しいことだけを追及しすぎてしまうと、なかなか成果が実らないことがあります。
クリエイティブなアイデアを出したあとは、それが形になるように、人の手を借りるか、計画を持って進めていくのがオススメです。

最後に

自らの損得を顧みず、愛情を注ぐ「肝っ玉お母さんカード」、それが女帝。
みんなと集いたいと思い、だめな子ほどカワイイ。
究極の母性を持つ、心の豊かな人です。

このカードの人は客観性を少し持つだけで、人間としてバランスが保たれ、独りよがりにならないより深い愛情を相手に与えることができるようになります。
同時に、自分に対して常に思いやりを持つこと。
常に満たされていれば、人にも自然に優しく優しくできる。そんなことを伝えてくれるカードです。

そんなわけで、今回は「女帝」の意味を解説しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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